TBSで原一探偵事務所の特番をやっていた。結婚詐欺師に引っかかり300万円もの借金を背負わされた女性からの依頼で、音信不通、住所不明の詐欺師を見つけ出し、300万円を返済させるという内容。普段、この手の番組は見ないのだが、なぜか引き込まれて終始見てしまった。

探偵はターゲットを見つけて終わりではなく、ターゲットを見つけてからが勝負。入念な聞き込み、張り込み、追跡、見張り。ありとあらゆる手をつくして、ターゲットの情報を丸裸にしていく。そしてターゲットを追い詰めるための武器(情報)を次々と手にしていき、自白させるのに十分と思われるだけの情報を入手すると、ようやく接触する。

ただ、さすがは百戦錬磨の詐欺師。接触された直後は動揺の色を隠せなかったものの、数分で落ち着きを取り戻し、自分のペースで話をする。その後、借金を負わせた女性が話し合いの場に同席しているにもかかわらず、たんたんと質問に答えていく。

それでも、最終的には探偵事務所の情報収集力が勝った。被害者女性がターゲットから過去にちらっと写真を見せられたことがあった。頭の片隅に覚えていたそのイメージで描いた図をもとに、重要な証拠を探し出す。最終的にはこの証拠が決め手となり、詐欺師を言い逃れできない状況に追い込んだ。

そして、ついに観念した詐欺師は300万円の返済を約束。弁護士同席で、返済しなければ法的手段に出ると言われれば、いくら詐欺師でも従わざるを得ない。

TBS探偵特番を見ての感想

こんな形で借金に苦しむ人がいるのだなと、変な気持ちになった。他人がパチンコで遊ぶ金、女と旅行に行く金のために、多重債務で何年も返済に苦しむ…ほんとに地獄だ。300万円が返ってきても被害者女性の時間は取り戻せない。かわいそうに思った。

女性は複数のサラ金から数十万円ずつ借りるように詐欺師から指示され、全てその通りに行った。その後に借金一本化をすれば少しは返済が楽になったとは思うが、被害者女性にそういう知恵があったかどうかは不明。というより、そんなことも考えられず、ただひたすら返済のために仕事に没頭していたのかもしれない。

1週間後にはお金を返してくれるという話だったから借りたのに、そのまま相手は逃走した。被害者名義で借りているので、サラ金に返済を要求されるのは被害者。ほんとにつらい。

「まさか自分はそんな詐欺にひっかかるほど馬鹿じゃないよ。」そう思っている人ほど危険らしい。常に危険は潜んでいる。残念ながら、現在の日本では他人を完全に信用することは実に危険だ。

おっと、こんな記事を書いている間に、LINEで変な誘いが来た。26歳の見知らぬ美人さんからお誘いだ。今どきこんなのに引っかかる人がいるのかね。

…いるんだろうな。